Department of Occidental History

教員紹介 北村 陽子 准教授

北村 陽子 准教授 Yoko Kitamura, Associete Professor

専門:ドイツ近現代史

履歴

[略歴]
1995年: 名古屋大学 文学部 史学科 卒業
1997年 名古屋大学大学院 文学研究科 史学地理学専攻 博士前期課程 修了
2001年 ビーレフェルト大学大学院 歴史哲学部 近現代史 博士課程
2006年 名古屋大学大学院 文学研究科 史学地理学 博士後期課程 単位取得満期退学
2010年 愛知工業大学 基礎教育センター 准教授(~2018年03月)
2018年 名古屋大学大学院 人文学研究科 准教授
所属学会

日本西洋史学会(1995年~)、史学研究会(1999年~)、日本家族史学会(2005年~)、日本ドイツ学会(2006年~)、社会事業史学会(2009年~)、イギリス女性史研究会(2014年~)、日本独文学東海支部(2017年~)

業績一覧

【業績】

著書(共著、分担執筆を含む)
  • 「制度としての社会国家 社会の中の「戦争障害者」」:川越修・辻英史編著, 『社会国家を生きる―20世紀ドイツにおける国家・共同性・個人―』, 法政大学出版局, 2008年
  • 「第一次世界大戦と戦争障害者の男性性」:姫岡とし子・川越修編, 『ドイツ近現代ジェンダー史入門』, 青木書店, 2009年
  • 「世界大戦の記憶:フランクフルト・アム・マインの戦争記念碑」:若尾祐司・和田光弘編著, 『歴史の場―史跡・記念碑・記憶―』, ミネルヴァ書房, 2010年
  • 「フランクフルト・アム・マインにおける反原発市民運動」:若尾祐司・本田宏編, 『反核から脱原発へ―ドイツとヨーロッパ諸国の選択―』, 昭和堂, 2012年
  • 「コラム 寡婦の戦争」:山室信一ほか編, 『現代の起点 第一次世界大戦 2 総力戦』, 岩波書店, 2014年
  • 「【視角と論点③】両次世界大戦期ドイツの戦争障害者をめぐる保護と教育」:橋本伸也・沢山美果子編, 『保護と遺棄の子ども史』, 昭和堂, 2014年
  • 「「傷ついた父親」は家族の扶養者たるか」 :辻英史・川越修編, 『歴史のなかの社会国家―20世紀ドイツの経験―』, 山川出版社, 2016年
  • 「戦争記念碑」 :藤原辰史編 『第一次世界大戦を考える』, 京都大学人文科学研究所, 2016年
  • 「第9章 障害者の就労と「民族共同体」への道―世界大戦期ドイツにおける戦争障害者への職業教育―」:三時眞貴子ほか編, 『教育支援と排除の比較社会史―「生存」をめぐる家族・労働・福祉―』, 昭和堂, 2016年
  • 「第5章 西ドイツ「原子力村」の核スキャンダル」 :若尾祐司・木戸衛一編 『核開発時代の遺産―未来責任を問う―』, 昭和堂, 2017年
  • 「第4章 第一次世界大戦期ドイツにおける戦争犠牲者援護―寡婦への支援を中心に―」 :齊藤公輔編 『第一次世界大戦の諸相―個と全体の視点から―』,日本独文学会研究叢書136, 2019年
  • 『戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家』, 名古屋大学出版会, 2021年(自著解説はこちらから:https://allreviews.jp/review/5433)
  • 「第1章 世界大戦期ドイツにおける戦場医学と放射線防護の発展」 :若尾祐司・木戸衛一編 『核と放射線の現代史―開発・被ばく・抵抗―』,昭和堂, 2021年
論文
  • 「第二帝政期フランクフルトにおける住宅政策と家族扶助」『史林』第82編第4号(1999年)、73-104頁
  • 「第二帝政期ドイツにおける女性の社会活動と家族扶助―フランクフルト・アム・マインの事例」学位論文(2006年)
  • 「第一次世界大戦期ドイツにおける戦時扶助体制と女性動員―フランクフルト・アム・マインの事例―」『西洋史学』第221号(2006年)、23-43頁
  • 「近代ドイツにおける戦没者の平等性と個別性―戦争記念碑をめぐる試論」『ヨーロッパ「歴史の場」に関する研究(平成19年度~平成20年度科研費補助金(基盤B)研究成果報告書 研究代表者・若尾祐司・名古屋大学大学院文学研究科教授)』(2009年)、139-152頁
  • 「戦間期ドイツにおける戦争障害者の社会的位置」『社会科学』第40編第1号(2010年)、55-75頁
  • 「近代ドイツにおける戦時女性動員と社会活動の形成」『社会科学』第41編第1号(2011年)、149-173頁
  • 「第二次世界大戦期ドイツにおける戦争障害者の職業教育について」『「子ども」の保護・養育と遺棄をめぐる学際的比較史研究:ディスカッションペーパーWEB版第2号』(2011年)、35-39頁
  • 「第二帝政期ドイツにおける「母性保険」構想の発展と限界」『社会科学』第42編第1号(2012年)、223-245頁
  • 「ジェンダー化された戦争経験―ドイツの事例―」 『女性とジェンダーの歴史』第2号(2014年)、70-71頁
  • 「20世紀前半ドイツにおける戦争障害者―二つの世界大戦と生活支援の変遷―」『社会事業史研究』第48号(2015年)、63-78頁
  • "Atomkraft: Energie für eine segenreiche Zukunft?", Archivnachrichten aus Hessen, 第16編第1号(2016年)、63-66頁
  • 「ドイツにおける世界大戦と福祉―盲導犬の発展の歴史―」『軍事史学』第53編第4号(2018年)、28-46頁
  • 「第二次世界大戦下の戦争犠牲者問題―フランクフルト・アム・マインを事例に―」『歴史と経済』第239号(2018年)、2-11頁
  • 「ヨーロッパの戦争博物館における世界大戦の展示」『同時代史研究』第13号(2020年)、83-90頁
  • 「世界大戦期ドイツにおける戦争障害者支援」『歴史評論』第13号(2021年)、62-75頁
翻訳

デイヴィット・トレイル著 『シュリーマン―黄金と偽りのトロイ―』, 周藤芳幸・澤田典子・北村陽子訳, 青木書店, 1999年

タラ・ザーラ著 『失われた子どもたち―第二次世界大戦後のヨーロッパの家族再建』, 三時眞貴子・ 北村陽子・岩下誠・江口布由子訳, みすず書房, 2019年

書評
  • 北村昌史著 『ドイツ住宅改革運動―19世紀の都市化と市民社会―』、『ドイツ研究』第42号(2008年)、196-199頁
  • (書評会報告)永山のどか著『ドイツ住宅問題の社会経済史的研究―福祉国家と非営利住宅建設』、『西洋近現代史研究会会報』第28号(2014年)24-27頁
  • R・ミュールホイザー著、姫岡とし子監訳『戦場の性―独ソ戦下のドイツ兵と女性たち―』、『女性史学』第26号(2016年)、114-117頁
  • 高林陽展著『精神医療、脱施設化の起源―英国の精神科医と専門職としての発展 1890-1930―』、『西洋史学』第264号(2017年)、132-134頁
  • 石井香江著『電話交換手はなぜ「女性の仕事」になったのか―技術とジェンダーの日独比較社会史』、『女性とジェンダーの歴史 』6号(2019年)、98-100頁
  • 松田英里著『近代日本における戦傷病者と戦争体験』、『人民の歴史学』228号(2021年)、26-30頁
読書案内

「近代ドイツにおける戦争と女性」『世界史の研究』第248号(2016年)、43-46頁

学会報告
  • 「ドイツ社会民主主義と家族政策―都市フランクフルトにおける家族扶助の成立 1914―1929 ―」第52回日本西洋史学会 2002年5月19日 日本西洋史学会
  • 「自治体「社会都市」へ―第一次大戦期都市フランクフルト・アム・マインにおける家族支援制度の発展」第9回ワークショップ西洋史・大阪 2004年6月19日 大阪大学
  • 「第一次世界大戦期ドイツにおける都市社会事業の展開」社会経済史学会第77回全国大会 2008年9月28日 社会経済史学会
  • 「第二次世界大戦期ドイツにおける戦争障害者援護について」比較教育社会史研究会2010年度秋季大会 2010年10月31日 比較教育社会史研究会
  • 「1950年代西ドイツにおける戦争障害者援護」第61回日本西洋史学会 2011年5月15日 日本西洋史学会
  • (書評会)「永山のどか著『ドイツ住宅問題の社会経済史的研究―福祉国家と非営利住宅建設』」西洋近現代史研究会 281回例会 2013年6月15日 西洋近現代史研究会
  • 「フランクフルトから見たヒロシマ」第24回西日本ドイツ現代史学会 シンポジウム「核の時代におけるヒロシマの記憶」 2014年3月28日 西日本ドイツ現代史研究会
  • 「戦争犠牲者の支援と女性の役割」イギリス女性史研究会第22回研究会 シンポジウム「第一次世界大戦と女性―生と死をめぐって―」 2014年7月13日 イギリス女性史研究会
  • 「第一次世界大戦と女性――兵士遺家族支援を題材に――」ドイツ現代史学会第37回大会 シンポジウム「経験としての第一次世界大戦――日本におけるドイツ・ヨーロッパ近現代史研究者の視点から――」 2014年9月20日 ドイツ現代史学会
  • 「第二次世界大戦下の戦争犠牲者問題――フランクフルト・アム・マインを事例に――」政治経済学・経済史学会2017年度秋季大会 共通論題「「戦時社会問題」の展開と帰結―― 食料危機・民族支配社会関係の再編を中心に――」 2017年10月15日 政治経済学・経済史学会
  • 「第二次世界大戦後西ドイツにおける戦争犠牲者援護」空襲被災者運動研究会11月公開研究会 「民間人戦争被害者援護問題の日独比較」 2017年11月4日 空襲被災者運動研究会
  • 「世界大戦後ドイツにおける戦争犠牲者援護」近現代史研究会 第118回研究会 2018年3月23日 近現代史研究会
  • 「第一次世界大戦後ドイツにおける戦争犠牲者援護――盲導犬の誕生――」第23回ワークショップ西洋史・大阪 2018年6月16日 大阪大学
  • 「ドイツにおける盲導犬発展の歴史――第一次世界大戦の戦争犠牲者援護の文脈から――」早稲田大学高等研究所〈新しい世界史像の可能性〉セミナーシリーズ 2018年7月21日
  • 「第一次世界大戦期ドイツにおける戦争犠牲者援護―寡婦への支援を中心に―」日本独文学会 秋季研究発表会 シンポジウム「第一次世界大戦の諸相――個と全体の視点から」 2018年9月29日 日本独文学会
  • (書評会)「望戸愛果著『「戦争体験」とジェンダー アメリカ在郷軍人会の第一次世界大戦戦場巡礼を読み解く』(明石書店、2017年)」西洋近現代史研究会10月例会 2018年10月13日 西洋近現代史研究会
  • 「寡婦たちの戦争――第一次世界大戦期ドイツにおける戦争犠牲者援護」日本国際政治学会2018 年度研究大会 分科会E - 7 ジェンダーⅡ「戦後を生きる人々とジェンダー」 2018年11月4日 日本国際政治学会
  • (合評会)北村毅, 北村陽子, 中村江里「中村江里著『戦争とトラウマ―不可視化された日本兵の戦争神経症―』(吉川弘文館、2018年)」歴史学研究会現代史部会1月例会 2019年1月26日 歴史学研究会
  • "Kriegsversehrtenversorgung in Deutschland in der ersten Hälfte des 20. Jahrhunderts" Seminar an der Universität Regensburg 2019年6月18日 Rainer Liedke (Universität Regensburg)
  • 「第一次世界大戦期ウィーンにおける日常生活」豊田市美術館 シンポジウム「クリムトとその時代」 2019年9月22日 豊田市美術館
  • 「第一次世界大戦と家族の変容―ドイツにおける戦争犠牲者支援の視点から―」第7回関西ジェンダー史カフェ 2020年1月12日 関西ジェンダー史カフェ
  • 「世界大戦期ドイツにおける戦場医学とX線」化学史学会 2020年7月4日 化学史学会
  • 「世界大戦期ドイツにおける戦争障害者支援」、歴史科学協議会第54回大会 2020年11月29日 歴史科学協議会
科学研究費
  • 戦後西ドイツにおける「社会国家性」の歴史的展開―家族をめぐる「包摂」と「排除」―、基盤研究(B)、2009年04月~2012年03月
  • 20世紀前半ドイツにおける家族扶助システムの史的研究―福祉と救貧のはざまで―、若手研究(B)、2011年04月~2013年03月
  • 教育「支援」とその「排除性」に関する比較史研究、基盤研究(C)、2011年04月~2014年03月
  • グローバル・ヒストリーとしての平和研究にむけて―アウシュヴィッツとヒロシマの記憶―、基盤研究(B)、2011年11月~2014年03月
  • 20世紀前半ドイツにおける戦争と社会国家―ナチ期の家族政策を手がかりに―、基盤研究(C)、2014年04月~2017年03月
  • 冷戦期欧米における「核の平和利用」の表象に関する研究、基盤研究(B)、2015年04月~2018年03月
  • 20世紀ドイツにおける総力戦と社会国家の形成―女性の社会活動と福祉の国家化―、基盤研究(C)、2017年04月~
受賞歴
  • 第43回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)『戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家』, 名古屋大学出版会, 2021年