概要 Outline
英語教育学分野では、英語とその習得・教授に関する研究を行うことのできる研究者と教育者を養成する。言語情報処理技術を利用した多様なデータの分析、外国語習得に関するさまざまな実験と観察、フィールドにおける緻密な言語記述等による広い意味での言語事実を重視した理論的・実証的研究を遂行する能力を備えた人材の育成、ならびにその成果を応用したインターネット・マルチメディア教材や外国語教育システムの研究開発などのできる人材の育成を目指す。すなわち、言語および言語習得の研究者に加え、コミュニケーションの分野において言語が関わる諸問題を解決する能力を持つ人材の育成が本分野の目的である。
博士課程前期課程では、基礎的な言語情報処理技術、リサーチデザイン、言語統計処理の手法を学び、自立的な文献調査ができるように、体系だったカリキュラムの下で基本的なトレーニングを積み、個々の学生の学術的関心に応じたテーマで修士論文を執筆する。
博士後期課程では、複数の指導教員の指導の下で、習得した基本技能を実際に運用して、個々の学生が専門とする分野で新たな研究課題を開拓し、独自に研究に取り組める能力を養いつつ、博士論文を執筆し、専門家としての力量を獲得する。